テレワークに伴い、オンラインミーティングが増えました。
芸能人ならテレビ番組で、ワイプで抜かれたり(画面上の四角い窓に表情だけ撮られたりするやつです)することもあるでしょうが、個人的には会議中に、こんなにも自分の顔だけを凝視されることも今までなかったなぁと最初は戸惑いました。
とは言え私は話を聞く時に、割と自然にリアクションが出てしまうタイプなのですが、見ていて困惑するのがうちの主人のスタイルです。家でWEB会議をしている様子を見ていると、にこりともせず、あまりうなずいたりもしていません。イヤホンをしていると会議をしているかわからないくらいの静けさで、普段も物静かな人なのですが、オンラインだとその様子は余計に顕著に見えます。

今回は、心のエネルギーの向きの違いが関係しています。
これもタイプは二種類あり、自分の皮膚よりも外側にエネルギーが向いている外向(Extraversion)、内側に向いている内向(Introversion)と分類されています。日本語にも外向的・内向的という言葉がありますが、MBTIでは積極性や消極性の意味ではなく、自分の興味関心が外の世界に向いているか、自分の内面に向いているかという違いとしています。わかりやすく英字の頭文字をとって、外向をEタイプ、内向をIタイプと表現します。

Eタイプは、自身の感覚や関心が、外で起こっていることに向いていたり、思ったことを表現したくなったりする傾向があります。周囲の情報が自然と入ってきますし、考えごとは話した方がまとまるタイプです。
一方、Iタイプは、自分の感情や体の状態にエネルギーが向く傾向があります。不要だと認識すると、基本的に表現することはありません。また、話すよりも紙に書いた方が考えをまとめやすいタイプです。
心のエネルギーの向きは相対的に判断されがちです。あの人よりEじゃないなど、人と比べてしまう傾向にありますがそうではなく、あくまでどちらの自分の方が居心地よくいられるかで判断します。

 

大人数で意見をまとめる会議ではEタイプの方が、発言が多くなる傾向にありますが、Iタイプも参加していないわけではありません。Eタイプが話しながら考えているかたわら、Iタイプも実は自分の内側では騒がしく考えを巡らせています。そして熟慮の結果、表現がまとまったタイミングで、初めて言葉にします。このEとIの時差がかなりあると「え、今その話?もう決着ついたよね?」とEタイプは思ったりするわけです。

こうしたタイプによるコミュニケーションの違いを理解して、EタイプはIタイプに対して「5分後に回答をお願いしますね」と提案したり、IタイプもEタイプに、どれくらいでまとまりそうか先に意思表示をしておいたりすると、誤解を回避することができます。

即時的な表現が苦手で、できれば注目を浴びたくないIタイプは、オンラインミーティングに苦手意識があるのでは、個人的に感じています。Iタイプは、意識的に口角を上げることや、あいづちをいつもより大げさにすることで、画面の向こう側の人にちゃんと聞いている印象を与えることができます。また、チャット機能を利用して言葉で発信するのも、考えがまとまりやすく効果的だと思います。

Eタイプは、自分と同等の表現エネルギーを相手に求める傾向がありますが、誰もが同じように発信・発言ができるわけではないことを念頭に置いてのぞんでください。発言していないからといって、参加していないわけではないですし、賛成しているわけでもありません。よくIタイプを置いてけぼりにして、Eタイプだけで進めているような会議を目にしますが、自分だけ発言するのではなく、相手にマイクを渡してあげること、少しだけボリュームを落とすこと(声が大きいのもEタイプと言われています!)を心がけてみてください。

自分にも言い聞かせながら、このコラムを夫が読んでくれることを願って…。自分のタイプを理解し、相手のタイプに合わせて、オンラインでも有意義なコミュニケーションが取れるよう、みなさんも日々の生活にぜひ活かしてみてください。

 

(文責:平山)