2021. 05. 21 articles

働きがいの構成要素

「働きがいのある会社にするために何をしたらよいでしょうか」
「御社では働きがいのある会社にするために何をしているか教えていただけないでしょうか?」

このような話を時々聞かれるのだけれど、具体例のカタチに飛びついてしまって、その本質を見失われることが少なくありません。

そもそも「誰にとって」の働きがいなのでしょうか?

経営者にとっての働きがい?
従業員にとっての働きがい?
お客様にとっての働きがい?

本当に働きがいのある会社とは 上記の3つが結果的につながっていくことなんですが、もちろんそれは結果論で 最初からそんな事を整理して考えられているわけではありません。

なので、上記は後で振り返るとして、小さな具体論を普遍的な最大公約数にするなら、次の5つの要素が重要なんだと私は考えています。

①誇り
自社が顧客や社会に提供している価値に対しての自信や誇り。

②愛情・感謝・尊重
自分が周りの人に対する感謝、自分が自分として認められていること。連帯感

③現実
待遇・給与など、自身の生活に関わること。給与も労働時間も働く環境も福利厚生もすべてが現実である。現実が日々少しずつでも改善向上しているかどうか?

④成長感・手応え感・達成感
自分が成長しているという実感があること。難易度のある課題を取り組んでいるという充足感があるか。

⑤貢献実感
自分が周りの人や会社に貢献をしている実感があること。貢献を求められていると感じること。

 

上記5つのうち、2つが満たされていれば短期的にやりがいを感じて仕事ができると考えています。
中長期的には、5つがバランスよく満たされていことが大切で、そうした会社・事業は素晴らしく働きがいがあるように感じます。

その事業がアーリーステージのときや、自身が若年層のときは④や⑤が充足されやすいですが、リーダー陣はそのことに甘え続けてはいけません。
反対に③から入る若年層を否定はしませんが、世の中は常に競争があるため、④がなければ競争には淘汰されてしまいます。

もちろん④だけを強要して、③をなおざりにする会社はもってのほかですが、事業性や地域性から 待遇はそれぞれに異なります。重要なのは他者と比べることではなく、少しずつでも会社の成長とともに、それが個人に還元されていることです。

この話をすると長くなってしまうので、このあたりで割愛しますが、①~⑤は常に可視化されるわけではないので、原点にもどったり、社内で様々なストロークをうちながら意識していくことが重要だと考えています。

それらの前提につながることを、WORK Design Library.のKEYNOTEに記していますので、ときにはそれを再考していただけると幸いです。

商品の価値は誇りを、成長は成長実感・手応え感と貢献実感を、競争の理解により成長や現実に対する理解を深めていただき、ライフワークバランスは 現実をどう扱うかに、それぞれ焦点を当てて説明しています。

何よりBeingとDoingのクロス図の理解は、Beingによる誇りと愛情を、Doingの成長により成長感や貢献実感も扱っています。

この全てを扱って、現実を改善していくこと。
様々文章のつながりを理解していただければ、自社・自分にとっての次の一手が見つかるのではないでしょうか。

 

(文責:三原)