2021. 06. 04 articles

仕事がうまくいかない時に取り入れたい対処法

仕事がうまくいかない。巻き返そうと力を入れると、裏目にでてしまう。そんな時に試していただきたいPlan・Do・Seeの対処法をご紹介させていただきます。

“流れを変える”

疑問や違和感なく臨んでいた仕事で、突然、壁にぶつかることがあります。
状況が変わったわけでも、手を抜いているわけでもないため、対処法も分からない。自分は運が悪いと悲観的になり、投げ出したくなります。

でも、こうした状況は特別なことではなく、誰にでも起こりうることなのです。なぜなら、物事には『流れ』があるからです。仕事も例外ではなく、『流れ』を意識し、適切に読み取り、身を任せることが大切。
うまく回っていると感じる時は、自分に自覚がなくても『流れ』に乗れている状態なのです。だからこそ余計な力を入れなくとも理想のゴールにたどり着くことが出来ますし、成長実感を感じることも出来るのです。逆に『流れ』を読み間違えたり、無自覚でも抗ったりすると、どれだけ力を注いでも目指しているものから遠ざかることになります。

これが、運が悪いと感じる状況を生む構造。『大きな流れ』に、無謀な戦いを挑んでいるのです。

こうした構造は古代より言い伝えられていて、都市計画や政治の意思決定にも起用されている風水にも、同じ考えを見ることが出来ます。風水は『気の流れ』を読むことを根底に置いた統計学なのです。

では、Plan・Do・Seeでは、この考えをどのように取り入れているのでしょう。

『大きな流れ』を意識し、見誤らないことは大切にしながら、ただ身を任せるだけに終わりません。一歩、解釈を深め、『自分で流れを変える』というアクションにつなげています。
と言っても特別なアクションが必要なわけではありません。普段は行かないところに足を運んでみる。出勤のルートを変えてみる。あるいは、これまでやっていたことを捨ててみる。お酒を1ヶ月やめてみる。身近なことで構いませんが、思い切った変化ほど効果があるそうです。

そうお伝えすると、おまじないのように感じるかもしれませんが、科学的にも納得できる対処法です。
いつもと同じ行動は無意識に出来ますが、違った行動は一つ一つの手順に頭を働かせる必要があり、その刺激で脳が変化します。結果、これまでと違う判断や行動が誘発され、『流れそのものを変える』ことが出来るのです。

こうした対処法を踏まえると、仕事との距離を見直すのも、効果的なアプローチと言えるかもしれません。
目の前の仕事に集中していると、どうしても近視眼になり、『大きな流れ』を見失いがちです。思い切ってお休みを取り、どこかに出かけてみたり、仕事とは関係のない新しい趣味を見つけたり。

ワークだけでなく、ライフの充実をはかってみると、仕事における『流れを変える』結果につながるのではないでしょうか。ぜひ、試してみてください。

 

(文責:ライター佐藤康雄

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