2022. 01. 27 articles

投資はすべて 価値を上げるため

先日、社内で再投資の相談を受けました。
ホテルやレストラン、結婚式場は常に常に施設の修繕や再投資が必要になってきます。それを怠ると数年は気付かないのですが、中長期では確実に魅力が落ちていきます。ですから、常に再投資が必要なのです。

さて、この再投資に関して目につく問題を解決することはもちろんですが、「商品や提供しているものの価値があがるかどうか?」を中心に考え直す必要があります。

お客様の満足度を上げるものなのか?
その満足度は、お客様にとっての重要なものなのか?
競合先の流行りにだけ惑わされた安易な策ではないのか?
自社の提供している商品の価値の根幹をよりよくするものなのか?

見た目だけ、表面だけの再投資はたとえうまくいったように見えても、短期間ですぐに真似をされます。結果的にその投資の効果は薄いものになるでしょう。

人事のマネジメントに対しても同じです。従業員教育に関するものも再投資です。その再投資が、
お客様の満足度を上げるものなのか?
流行りに惑わされた研修や施策になっていないか?
そもそも予算の消化のためだったり、人事の仕事のための施策になっていないか?
自社の人材の根幹をより強くするものなのか?

これらを常に考える必要があります。当たり前の考えのようですが、実はそんなに簡単ではないんです。

常に不満や課題があるのでそれを解消するだけのものになったり、販売しやすいような見た目の話を提案されたり、声の大きいところに流されやすいものですし、本質的なことはなかなかニュースでは扱いづらいのでそうではない施策に陥りがちです。

何にせよ、投資はオカネのリターンのためではなく、提供価値を上げるため。その結果、最終的にお客様の満足度が上がり、収益に循環していくのです。正論だけあって、非常に難しい命題でもあると思います。

 

(文責:三原)

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